紆余曲折つれづれ

日常のあがきを徒然なるままに記します

転職やめました

精神的にPCを立ち上げる余裕すらない日々が続き、すごく久しぶりの投稿となってしまいました。

 

先月宣言した目標「転職」するを撤回します。

私は転職に対する覚悟が足りないまま転職活動を始めていたことに、気付いていませんでした。誰も求めていないとは思いますが、私が転職活動から即座に撤退した理由を書き連ねていこうと思います。

 

転職エージェントさんとの初めての面談の後、4日後くらいにまた連絡を取るような流れになりました。その時までに、担当おすすめの会社や条件に合った会社などが続々と届くため、それを見て良さそうと思う会社を10くらい選んでおいてください、とのことでした。

正直、今勤めている会社と条件などを比べて「ここがいい!」と思える会社がほぼほぼ無かったのですが、なんとなく良いかなと思う会社をお気に入りに登録し、2回目の面談の日を迎えました。

ちなみに、この時点で私は転職について色々と考えすぎていたのと、会社の人間関係の疲れで、精神がかなりすり減った状態でした。

1回目はzoomでの面談でしたが、2回目は電話で話しながらの面談でした、といっても面談というよりは、お気に入りにしてある会社に応募しましょう、みたいな流れで、私も言われるがままに応募してしまったのです。

この時、完全に自分が悪いのですが、担当のエージェントさんの「僕も20社近く応募して、次の日に10~15くらいお断りが届きましたよ」との言葉を信じており、転職したいはずで応募しているのに、多分断られるだろう、むしろ断ってきて欲しい、みたいな矛盾した感情を抱いていました。この時点でもうグラグラです。なのに自分ではこのグラグラ加減にまだ気づいていなかったのです。

 

次の日、応募した会社1社から面談の予定日を決める連絡が、エージェントを通して届きました。日程を決めている最中は受ける気満々だったのですが、日程を決まった途端、ものすごい不安に襲われました。

それもそのはず、気になってお気に入りにしたにも関わらず、条件などを改めてみると、入社したいという気持ちがあまり起きない会社だったのです。

不安な感情は、意味の無い妄想を膨らませます。

面接すらしていないのに、もし受かったとして、自分はこの会社に入るだろうか?ということから、受かってしまったらどうしよう、みたいな感情になってしまい、捕らぬ狸の皮算用祭りが開催されました。

その結果、行く気のない会社に面接に行くのはとても失礼なことなのではないか、面接をしても入る気が無いためボロがでる、という結論に至り、面接を辞退してしまいました。

私のこの時の精神状態は、まさに鬱でした。多分、この数年間で一番落ちていた気がします。常に暗くて苦しくて苦しくてたまらない。

今の会社の人間関係が嫌で転職を活動をはじめたのに、いつの間にか、転職活動によるストレスが、嫌な人へのストレスを上回ってしまったのです。

まさに本末転倒。心はぐちゃぐちゃ。とにかくしんどい。

この時、転職活動をしているすべての人に心から賛辞を送りました。

 

こうして、もう鬱としか言えない状態になった私は、その時一番のストレスである「転職活動」を中止しました。つくろわずに言うと、逃げたのです。

自分に情けない気持ちもあるのですが、気持ちが付いていきませんでした。

 

転職活動を中止する決め手となったものが実はもう一つあり、今まで10年間勤めていて一度もなかった「個人面談」を会社がやることになり、業務が改善される見通しが少しだけついたからです。ちなみに人間関係は変わらずのため、そこはまた嫌になってしまうかも・・・。

 

担当のエージェントさんには、その旨をメールで連絡しました。

凄く迅速に対応してくださり、多分良いエージェントさんだったのだと思います。

でも、今の私にはエージェントさんのスピードについていけなかったため、今すぐ転職をしたい人や、自分の意思がはっきり定まっており、エージェントさんに流されない方が、転職エージェントを使うととても良い結果が得られるのかなと思いました。

 

とにかく覚悟を持てなかった私は、今までと変わらず、元の会社に勤めています。

でも、転職活動の苦しさを知れたことが良い機会になったと思うことにします。

転職活動中止から、2~3週間が経過し、ようやく精神が安定して、回復してきました。

春を感じられるというのも良いのかも。寒いのは本当に気が滅入りますね。

 

短い転職活動の間、私は色々な人を振り回してきました。

行動より言葉が出てしまうタイプのため、親・兄弟・友達・会社の信頼のおける人などに転職の相談をしていたのです。

不安になると人に話したくなってしまう。結果、大切な人を振り回して疲れさせてしまう。自分も疲れる。言葉より行動できる人になりたい。

自分をもっと成長させて、安定した状態で、やっぱり転職したいと思ったらすぐ行動できるよう、日々精進していきたいなと思う今日この頃です。

 

こんな私が言えることではありませんが、転職活動が辛くて苦しくて仕方がない方がもしおりましたら、一度すべて辞めてみるというのも一つの手だと思います。

転職活動という執着を手放したことで、新しいものが入ってくる隙間ができたり、自分に余裕ができ、物事の見方が変わったりすることが本当にあります。

焦って、まったく意にそぐわない会社を受けて、受かっても、落ちても苦しくなる可能性を感じているのなら、少し立ち止まって、いったん休むということも大切かなと思います。

 

自分の身体と心は1つしかありません。

心の声を聞いてあげて、どうか自分を大切にしてください。